事業内容Business

資材仕入・販売事業

幅広い用途に使用される骨材は建設・建築には欠かせないものです。

当社で取り扱う建設用資材は、山から採取した岩を砕く「砕石」で製造しており、沖縄や種子島などに良質な骨材を生み出す採石場を所有しております。

職人の技術やノウハウを駆使して高品質で多目的用途の資材をご提供するとともに、限りある資源を有効に、そして大切に利用するために再生砕石などの取組みも行っております。

骨材の分類

サイズによる分類

細骨材

細骨材は、10mmのふるいを使ったときに通過したもので、かつ質量で全体の85%以上が5mm未満のサイズのものをいいます。

粗骨材

粗骨材は、5mmのふるいを使ったときに、質量で85%以上が留まるものをいいます。
つまり、粒径5mm以上のサイズが全体の85%以上を占めている骨材ということです。

製造方法による分類

天然骨材

天然骨材は、川や山、海など自然から採取してつくるものをいいます。主に採取した場所によって名称が変わりますが、代表的なものといえば以下の通りです。

川砂/山砂/陸砂/海砂/川砂利/山砂利/陸砂利

採取した場所によって成分が異なることから、コンクリートなどの品質にも影響を与える点で注意が必要です。 例えば、海砂は塩分を含んでいるため、鉄筋が錆びる原因となることから、採取後に洗浄するなどの処理を行わなければなりません。

人工骨材

人工骨材は、人の手を加えてつくった人工的な骨材のことをいいます。代表的なものは以下のものが挙げられます。

砕石/砕砂/人工軽量骨材/高炉スラグ骨材

再生骨材

再生骨材は、建築物の解体などによって生じる廃材を再利用してつくる骨材のことをいいます。

骨材の役割

(1) ひび割れの抑制

セメントと水が化学反応を起こし、新たな化合物になることを水和反応といいます。
そして、水和反応の過程で発熱が起こりますが、そのとき周囲との温度差によりひび割れが生じることがあります。
そのため、骨材を入れてセメントの量を減らし発熱量を抑えることでひび割れの抑制効果が働きます。

(2) 収縮の抑制

収縮が起こると、体積減少による変形やひび割れなどの症状が現れることがあります。
そのため、収縮しない骨材を入れてセメントの量を減らすことで、全体の収縮割合を少なくする効果が期待できます。

(3) 材料コストの低減

コンクリートを構成する材料のなかで最もコストが高いのはセメントになります。つまり、セメントの割合が高くなるほど材料コストが上がるということです。
建築物は大量のコンクリートを使用しますが、例えば、セメント比率の高いセメントペーストやモルタルに代えてつくると、コストは跳ね上がってしまいます。
セメント比率の低いコンクリートを使うことは、コスト低減につながります。